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2009年 09月 28日
ボバンとゴランとサバンとデベン
ボバンとゴランとシャバンとデベン

ボバン・マルコヴィッチとゴラン・ブレゴヴィッチとサバン・バイラモヴィッチとデベン・バッタチャリア
 私には名前が似ているように感じられ、混乱するので整理する。
 長いの読むの嫌な人は、とりあえず音聴いてみようぜ。

 日本でジプシー音楽と言えば、フラメンコやジプシー・キングス、ロビー・ラカトシュのような東欧のヴァイオリンをフィーチャーした音楽、ジャズではジャンゴ・ラインハルトなどが知られていましたが、世界中に流れたロマが多様なスタイルで演奏していることが近年非ロマ社会にも紹介されるようになり、そこそこ人気を博しているようです。

 そのきっかけは、映画監督(兼バンドマン)の エミール・クストリッツァ(※)が、サウンドトラックに採用したことが大きかったように思います。特に'95年の「アンダーグラウンド」「黒猫・白猫」で実際にジプシー・ブラスバンドを登場させたのがきっかけで欧米や日本で広く知られるようになりました。

 また同時期に、ファンファーレ・チョカリーア(ルーマニア、fanfare ciocarlia, Fanfare Ciocărlia, ファンファーレ・チョカルリア、ファンファーレ・チョカーリア、ファンファーレ・チォカリーア、ファンファーレ・チオカリーア ・・表記多過ぎ)やタラフ・ドゥ・ハイドゥークス(ルーマニア、Taraf De Haïdouks, Taraf de Haidouks)、コチャニ・オーケスター(Kočani Orkestar, kocani orkestar)、また映画ではトニー・ガトリフが撮った「ガッジョ・ディーロ」「ラッチョ・ドローム」等が西欧や日本に紹介され(そい言えばハイドゥークスはパリコレに出たり、ジョニー・デップ主演の「耳に残るは君の歌声」にも出演してましたね)、その超絶テクニックと人を魅惑する魔法のような音楽で多くの人を惹き付けました。上記3バンドは日本公演も果たしてますが、私は最初に見た時にホントのホントに肝を潰し、心を奪われました。
 特にファンファーレ・チョカリーア、タラフ・ドゥ・ハイドゥークスを観た時にこれは一体、神なのか音楽なのか人なのか、全く判然としなくなったことが今もついさっきの事のように瞼に焼き付いています。

 さて、ボバンとゴランとサバンとデベンに話を戻しましょう。
 いずれもロマ(ジプシー)音楽に関係する人たちですが、本人達がロマ民族かどうかは知りません。以下、ネットでちょいちょいと調べた紹介です。間違ってたら、ご教授ください。
 そして、非営利目的で日本であまり知られていない被写体を紹介する為には許されるという独自ルールに基づき、写真パクってます。だって、日本語で検索してもほとんど出てこないんだもん。


ボバン・マルコヴィッチ Boban Marković, boban markovic


 彼のバンド、Boban Marković Orkestar ボバン・マルコビッチ・オルケスタルは、セルビア南部で'61年から毎年行われている ブラス・バンド・コンクールで何度も入賞している。 エミール・クストリッツァ の映画「アンダーグラウンド」でゴラン・ブレゴビッチが手がけたサウンドトラックに参加して地元以外でも知名度が上がった。近年は、ボバンの息子、マルコ・マルコヴィッチも売り出し中。
 セルビアのグチャのブラスバンドのコンクールは、"Golden Brass Summit: 40 Years of Guča"って2枚組CDとか、"Sabor Tubača Guča/Takmičenje Trubača"が出てますよ。でも、よくわからんけどライブ録音じゃないような気がする。



ゴラン・ブレゴヴィッチ Goran Bregović, goran bregovic,


 サラエヴォ(ユーゴスラビア、現ボスニア・ヘルツェゴビナ)出身の作曲家。1950年3月22日誕生。
 1980年代後半よりフリーとなり、映画のサウンドトラックなどを手がける。バルカン半島の民族音楽やロマ(ジプシー)の音楽を現代風にアレンジした作風で知られており、ユーゴスラビアを代表する作曲家である。映画監督エミール・クストリッツァとは付き合いの長い旧友であり、彼の監督作品の音楽を多く担当している。ええ靴はいてまんな。
出典:wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/ゴラン・ブレゴヴィッチ



サバン・バイラモヴィッチ(シャバン・バイラモビッチ) saban bajramovic, Šaban Bajramovic’,Шабан Бајрамовић, Šaban Bajramović & Mostar Sevdah Reunion


 1936年生まれ。セルビアのロマの音楽家。2008年6月、心臓発作のため72歳で亡くなったそうです。
 同じく彼もジプシー・ブラスバンドのバンマスです。すんげーカッコいい音楽が収められたCDが多数発売されています。要注目です。日本でもサバンとして「ジプシー・キング&飲んだくれ」と言うCDが発売されています。帯には「ムショ入った事無い奴は全然ダメよ!」と言う彼の言葉が載ってます。(豆知識)前歯にダイヤを埋め込んでます。晩年はグラサンかけてる写真が多い。



デベン・バッタチャリア Deben Bhattacharya

 インド出身の民族音楽学者。故人。ジプシーのルーツはインドのラジャスタン地方にありと目されているせいかヨーロッパのジプシーの音楽も沢山録音していて、現在でもいくつか入手できます。
 「Zingari: Route Of The Gypsies」「Music On The Gypsy Route」「Music On The Gypsy Route Volume 2」等のCDは、itunesに入れるとアーチスト名がDeban Bhattacharyaになるので迷惑します。itunesのデータベースを書き換えようと試みたがうまくいかなかった。



※番外:エミール・クストリッツァ Emir Kusturica、Емир Кустурица


 カンヌ映画祭パルム・ドール(最高賞)を2度受賞し、世界三大映画祭すべてで監督賞を受賞している映画監督にしてノー・スモーキング・オーケストラ(Emir Kusturica & The No Smoking Orchestra、昨年来日)の現役ギタリストでもある。よれたトレーナーと肩の粉雪は奴のガッツを感じるぜ。

by washako16 | 2009-09-28 03:40 | 音楽・踊り


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